アントワーヌとコレット<二十歳の恋>より 4Kデジタルリマスター版

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監督として石原慎太郎やアンジェイ・ワイダも参加した(人選にはトリュフォーの意見が反映されている)全五話からなるオムニバス映画『二十歳の恋』(62)の一挿話として製作された短編。連作「アントワーヌ・ドワネルもの」の二作目でもある。レコード製造会社に勤務し自活している17歳のドワネルが、古典音楽のコンサート会場で女子学生コレットに一目ぼれするも、彼女からは恋愛対象と見なされない悲喜劇。これまたトリュフォーの実体験に基づく物語で、「多くを求め過ぎるとすべてを失うことになりかねない」との教訓が込められている。

■『夜霧の恋人たち』と併映
『夜霧の恋人たち』1968年/フランス/91分/原題:Baisers Volés
「ドワネルの冒険」第三弾にして、同連作初のカラー映画。 語り⼝がより軽やかになり、笑いの要素も強まって映画作家トリュフォーの成熟を感じさせる。

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